百三十六歩目 何気ない日常に感謝する

2016.11.10[Thu]

今日という特別な日は、
誰かにとっての何気ない日常で、
  
当たり前のように迎える一日は、
誰かにとっては掛けがえのない日。
  
  
もし、毎日が特別に感じられる
そんな生き方ができたら素敵だと思う。
  
  
僕は、そんな心の状態を
「旅するココロ」って言ってます。
  
だって、
  
いつだって旅する心でいられたら、
当たり前の景色が特別に見えるから。
  
  
昨日は一番下の子の誕生日でした。
  
彼の誕生は、僕の人生に気づきと、
学びの時間をもたらしてくれました。
  
彼は3歳になりました。
  
この3年間、人として、
親として、子として、
たくさんのことを経験しました。
  
心震わすような喜びも
身を引き裂く悲しみも
  
たくさんたくさん経験しました。
  
  
うんと昔、生きる意味を探していた時、
初めてお会いした、あるお茶の大先生に
  
「何でも経験しなさい。それらの全てが君を作る。風を纏うような男になりなさい。」
  
と言われました。
    
その時は、その意味をよく理解できませんでしたが、
      
僕たちは案外、
自分の生きる意味などよく知らず、
ただ脈々と続く命のリレーの中にいて、
受け継ぐものを次世代へと渡す旅をする
ただそれだけの存在なのかもしれません。
  
その旅の中でたくさんの出会いがあり
それぞれの時間の中で色々なことを経験します。
  
すると、知ってたことが実体験により
心に刻まれ、智慧に変わっていきます。
  
  
二十歳を迎える前に、一度、死を目前にしたことがありました。
  
その時、旅で出会った人が、僕を励ますために一冊の絵本をくれました。  
  
表紙を開くと、大きな字でメッセージが書いてありました。
  
“””
ネイティブアメリカンにとっての誕生日は、
自分を生んでくれた両親に感謝をする日であり、
自分を支えてくれる周囲の人たちに贈り物をする日。  
“””
  
これも僕にとっては特別な智慧です。
  
  
この世に生を受け、世を去るまでに
たくさんの人たちと過ごす時間の中で
  
人は幸せになるための智慧という材料を
一日一日少しずつ集めながら生きています。
  
終わりを意識できると
幸せの輪郭が見えるのでしょうか。
  

  
『今日』という特別な毎日を
笑顔あふれる日々にできれば
昨日より少しだけ豊かな日を
過ごせるようになると信じて。
  
  
たくさんの感謝をみんなに
  
  
  
  
  
旅するココロ
 
Make today beautiful.